2016年11月28日月曜日

オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2016/11/28~

書籍: オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか

作者: 山田 健

出版社: 集英社インターナショナル


世界の農地や放牧地、森林で毎年推定240億トンもの土壌が失われている!?

 土壌の豊かさは人間の暮らしに直結します。

過去の文明は、豊かな土壌に恵まれて勃興し、土壌を略奪しつくして滅亡しました。

そして現在、地球上全体の土壌は危機的な状況にあります。

世界の農地や放牧地、森林で失われている土壌は、毎年推定で240億トン。

一人あたり、実に3.4トンもの土壌が消えているのです。

 多いですよね。

 いったいどうすればよいのでしょうか。

 そこでこの本です。 

生態系ピラミッドという生物間の食物連鎖の関係性を表した図があります。

サントリー「天然水の森」の総責任者である著者は、生態系ピラミッドの根底にある土壌こそが 全ての生物を育む源であり、その土壌を豊かにするには生物の多様性が重要であると語ります。

つまり土壌を守り育てるためには、多様な生き物があふれる生態系ピラミッドの再構築が不可欠なのです。

でも、地球上の生態系ピラミッドは、いまや絶滅種で歯抜け状態です。

この本では、すべての生き物たちの未来を守るために、森で、農地で、都市で、今何ができるのかを具体的に探っていきます。

もちろんそこには人間も含まれます。

それは日本の森林や田畑に豊かな生態系を取り戻すことで訪れるであろう、素敵な未来へのスケッチ。

これからできることは、まだまだたくさんあるのです。



2016年11月21日月曜日

経済で読み解く明治維新 江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2016/11/21~

書籍: 経済で読み解く明治維新 江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する

作者: 上念 司

出版社: ベストセラーズ


「明治維新」とはいったい何だったのか?

“経済の掟"で「維新成功」の謎を解く! 江戸時代の日本は“世界最強"の「資本主義」の国だった! !

 世界史の奇跡"と言われる、「明治維新」とは何か?

なぜ「江戸幕府」は“倒産"したのか? 江戸幕府のマクロ経済政策から、百姓のビジネスモデルまで、 維新前史を“経済的視点"で描く―。

「経済」がわかれば、「日本」がわかる! 日本近現代最大の謎に挑む、著者渾身の書下ろし! !

2016年11月7日月曜日

日本人は中国とは異なる漢字文化を作り上げた

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2016/11/7~

書籍: 日本人と漢字

作者: 笹原宏之

出版社: 集英社インターナショナル


「日本人ほど漢字にこだわった人々はいない」

中国から輸入した漢字を、日本人はその繊細さと情緒の豊かさで、独自のものに変えてきた。

中国では漢字の音が重視されたが、日本人は形や意味も尊重し、中国とは異なる漢字文化をつくりあげた。

本書では、漢字の変化の歴史を追い、一つひとつの漢字には文化や民族、時代の変遷まで内包されていることを紹介する。

・「海老フライ」と「蛯フライ」、どちらがしっくりくる?

・「民」という漢字は、奴隷をあらわしていた?

・ドナー(donor)と旦那は、サンスクリット語(ダーナ)が共通の語源だった。

・「卵かけご飯」か「玉子かけご飯」か。それとも「TKG」?

・もっともシンプルな漢字、「丨」(こん)の意味とは?

・人名用漢字の追加はどのように決定されている?

漢字は丸暗記するものと思っていたら大間違い。

読めば漢字が楽しくなる!