2015年12月7日月曜日

知らないうちに人生を支配する「父という病」

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/12/7~

書籍: 父という病

作者: 岡田尊司

出版社: ポプラ新書


父親の存在感が、驚くほど希薄な時代を迎えている。

子どもが社会に適応するためのスキルや能力を獲得する上で、父親の役割は重要であり、

近年加速する母と子の癒着を緩和させる意味でも、必要不可欠な存在だ。

親子関係の問題だけではすまされない、知らず知らずのうちに人生を支配する「父という病」に迫る。


2015年11月23日月曜日

人間が法律という道具で作りだした「死」

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/11/23~

書籍: 教誨師

作者: 堀川惠子

出版社: 講談社


一四歳の夏、渡邉普相は広島の爆心地のすぐそばにいた。

そこで見たものは、戦争という人間の愚かさが作りだした無用の「死」だった。

後年、教誨師となってから見たものは、人間が法律という道具で作りだした罰としての「死」であった。

ふたつの死とともに歩んだ僧侶の人生が語りかけること。


2015年11月5日木曜日

他者と協力するのはヒトだけなのか?

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日: 2015/11/5~
書籍: ヒトはなぜ協力するのか

作者: マイケル・トマセロ

出版社: 勁草書房


2歳児も他者を援助し協力する。

この傾向はヒトだけのもの? 

協力を可能にする「こころ」の進化をめぐる最先端の議論。 

協力の基底にある心理的過程こそが、ヒト独自の多様な文化や制度を支えているとの主張。 

スタンフォード大学での特別講義を、4人の研究者のコメントとともにまとめた、あたらしい「こころの進化」のシナリオ。

2015年10月26日月曜日

蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日: 2015/10/26~

書籍: 胡蝶の夢

作者: 司馬遼太郎

出版社: 新潮文庫


黒船来航で沸き立つ幕末。それまでの漢方医学一辺倒から、にわかに蘭学が求められるようになった時代を背景に、江戸幕府という巨大組織の中で浮上していった奥御医師の蘭学者、松本良順。

悪魔のような記憶力とひきかえに、生まれついてのはみ出し者として短い一生を閉じるほかなかった彼の弟子、島倉伊之助。

変革の時代に、蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち。




2015年10月12日月曜日

体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/10/12~

書籍: 体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか

作者: 畑中三応子

出版社: ベスト新書


今日の「食べるな!」明日の「食べよう!」「健康」「美容」に支配されたヘルシー・ファッションフードの“根拠”なき戦い。


2015年9月28日月曜日

正義という共同幻想がもたらす本当の危機

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/9/28~

書籍: 「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 正義という共同幻想がもたらす本当の危機

作者: 森達也

出版社: ダイヤモンド社


メディアや政治家に煽られながら、危機意識ばかりが高揚し続ける日本。

東日本大震災で集団化はさらに加速し、敵や異物を排除しようとする動きがますます強まっている。

そんなときに勃発した領土問題。気がつけば取り返しのつかない事態が引き起されているかもしれない。

私たちは何を考え行動すべきなのか。

2015年9月21日月曜日

運をものにする思考法や習慣

 「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日: 2015/9/21~

書籍: 運を支配する

作者: 桜井章一 藤田晋

出版社: 幻冬舎新書


勝負でたまにしか勝てない人と、勝ち続ける人ではいったい何が違うのかー。

麻雀でも、ビジネスの世界でも、懸命に努力したからといって必ず勝てるわけではない。

勝負に必要なのは、運をものにする思考法や習慣である。

その極意を知っている人と知らない人とでは、人生のあらゆる場面で大きな差がつくのだ。

「『ゾーン』に入る仕掛けをつくる」「パターンができたら自ら壊せ」「ネガティブな連想は意識的に切る」「違和感のあるものは外す」等々、

20年間無敗の雀鬼・桜井氏と、「麻雀最強位」タイトルを獲得したサイバーエージェント社長・藤田氏が自らの体験をもとに実践的な運のつかみ方を指南。


2015年9月7日月曜日

スティーブジョブズの本棚に並んでいた弓道の本

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/9/7~

書籍: 弓と禅

作者: オイゲン・ヘリデル

出版社: 福村出版


2015年8月24日月曜日

定型文で硬直する現代社会を解きほぐす

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/8/24~

書籍: 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

作者: 武田砂鉄

出版社: 朝日出版社・刊


「育ててくれてありがとう」

「全米が泣いた」

「国益を損なうことになる」

 「会うといい人だよ」

「ニッポンには夢の力が必要だ」

「うちの会社としては」……

日本人が連発する決まりきったフレーズ=定型文を入り口に、 その奥で硬直する現代社会の症状を軽やかに解きほぐす。

言葉が本来持っている跳躍力を取り戻すために。

初の著作、全編書き下ろし。

2015年8月10日月曜日

日本語とはどういう言語か

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/8/10~

書籍: 日本語とはどういう言語か

作者: 石川九楊

出版社: 講談社学術文庫


日本語は漢字とひらがなとカタカナの三つの文字からなり、平安中期以降は漢語と和語の二重複線の歴史を辿った。

アルファベット文明圏の言語学では捨象されざるをえなかった、東アジア漢字文明圏の書字言語の諸現象。

中でも構造的に最も文字依存度が高い日本語の特質を、言と文の総合としてダイナミックに把えた。

石川日本語論、決定版。

2015年7月20日月曜日

日本ならではの都市再生モデルを考察

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/7/20~

書籍: 福井モデル 未来は地方から始まる

作者: 藤吉雅春

出版社: 文藝春秋


共働き率と出生率で全国平均を上回る北陸三県。

幸福度も世帯収入も高い。

その秘密は何だろうか?

たとえば、メガネの生産で世界に名を馳せた福井県鯖江市。

市民は、「日本でもっとも早く中国にやられた町です」と笑う。

ところが、「もっとも早くやられた町」は、いつの間にか「最先端のデータシティ」に変貌を遂げていた。

地盤沈下しない都市には、歴史的な「強い教育力」と、平等な「協働システム」がある。

大阪、富山、福井を歩き、日本ならではの都市再生モデルを考察した、気鋭のルポ。

2015年7月9日木曜日

ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やりぬく力」

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/7/9~

書籍: ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やりぬく力」

作者: 川村隆

出版社: KADOKAWA


「どん底」から「過去最高益」、そして「世界」へ

HITACHI復活の立役者が語る「プロのビジネスマン」の条件。

経営者も、若手社員も身につけたい「仕事への向き合い方」。

決断、実行、撤退…一つ一つの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持てば、より楽しく、成果を出せる。

2015年6月29日月曜日

感情的にならない本

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/6/29~

書籍: 感情的にならない本

作者: 和田秀樹

出版社: 新講社ワイド新書


他人の気持ちは変えられない、と割り切る、

理屈は正しくても、なぜいい結果にならないか、

感情的に反応する人は、放っておくしかない、

「自分だって」といわれると、なぜ腹が立つか、

根本的な解決などできないし、目指さなくていい(他)、

自分にも他人にも機嫌のいい人になる、感情コンディションを整える方法!

2015年6月15日月曜日

なぜ昔の日本映画にはギラギラとした活気がみちあふれていたのか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/6/15~

書籍: 仁義なき日本沈没―東宝vs.東映の戦後サバイバル

作者: 春日太一

出版社: 新潮新書


境界線は一九七三年。

その年に公開された『仁義なき戦い』と『日本沈没』の大ヒットによって、日本映画の“戦後”は葬られ、新たな時代の幕が開いた。

東宝・東映の両社は、いかにして斜陽期をサバイブしたのか。

なぜ昔の日本映画にはギラギラとした活気がみちあふれていたのか。

エリートVS.梁山泊、偉大な才能の衝突、経営と現場の軋轢など、撮影所の人間模様を中心に描く、繁栄と衰亡に躍った映画人たちの熱きドラマ。


2015年6月8日月曜日

捏造の科学者 STAP細胞事件

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/6/8~

書籍: 捏造の科学者 STAP細胞事件

作者: 須田 桃子

出版社: 文藝春秋


このままの幕引きは科学ジャーナリズムの敗北だ

「須田さんの場合は絶対に来るべきです」

はじまりは、生命科学の権威、笹井氏からの一通のメールだった。

ノーベル賞を受賞したiPS細胞を超える発見と喧伝する 理研の記者会見に登壇したのは、若き女性科学者、小保方晴子。

発見の興奮とフィーバーに酔っていた取材班に、 疑問がひとつまたひとつ増えていく。

「科学史に残るスキャンダルになる」 STAP細胞報道をリードし続けた毎日新聞科学環境部。

その中心となった女性科学記者が、書き下ろす。 

誰が、何を、いつ、なぜ、どのように捏造したのか?

「科学史に残るスキャンダル」の深層


2015年5月18日月曜日

本当の自分を探すよりも本物の自信を育てたほうがいい

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/5/18~

書籍: 「自分」の壁

作者: 養老孟司

出版社: 新潮新書


「自分探し」なんてムダなこと。

「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。

脳、人生、医療、死、情報、仕事など、あらゆるテーマについて、頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思考の次元が見えてくる。

「自分とは地図の中の矢印である」「自分以外の存在を意識せよ」「仕事とは厄介な状況ごと背負うこと」

『バカの壁』から十一年、最初から最後まで目からウロコの指摘が詰まった一冊。


2015年5月4日月曜日

肝をゆるめれば、大抵のことは何とかなる

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/5/4~

書籍: 肝をゆるめる身体作法 不安や緊張を力に変える心身コントロール術

作者: 安田登

出版社: 実業之日本社


答えは、能の動きや古典の中にあった。

肝をゆるめれば、たいていのことはなんとかなる。

臆病だけど「やるときはやる」人になる!


2015年4月27日月曜日

2015年 春のお便りコーナー

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/4/27~

2015年4月13日月曜日

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/4/13~

書籍: 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

作者: 森博嗣

出版社: 新潮新書


熟考したつもりでも、私たちは思い込みや常識など具体的な事柄に囚われている。

問題に直面した際、本当に必要なのは「抽象的思考」なのに。

「疑問を閃きに変えるには」「“知る”という危険」「決めつけない賢さ」「自分自身の育て方」等々、累計一千三百万部を超える人気作家が「考えるヒント」を大公開。

明日をより楽しく、より自由にする「抽象的思考」を養うには?

一生つかえる思考の秘訣が詰まった画期的提言。



2015年3月30日月曜日

ニュースや新聞は間違えないという思い込みは捨てよう

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/3/30~

書籍: たったひとつの「真実」なんてない メディアは何を伝えているのか?

作者: 森達也

出版社: ちくまプリマ―新書


メディアはすべて、事実と嘘の境界線上にある。

それをまず知ろう。

ニュースや新聞は間違えないという思い込みは捨てよう。

でも嘘ばかりというのは間違い。

私たちに不可欠となっているメディアを正しく使う方法とは?



2015年3月16日月曜日

日常で素通りされている世界を見つけなおす

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/3/16~

書籍: 現象学という思考 <自明なもの>の知へ

作者: 田口茂

出版社: 筑摩選書


日常においてはいつも素通りされている豊かな経験の世界がある。

“自明”であるがゆえに眼を向けられることのないこの経験の世界を現象学は精査し、われわれにとっての「現実」が成立する構造を明るみに出す。

創始者フッサール以来続く哲学的営為の核心にあるものは何か。

そしていまだ汲みつくせないその可能性とは。

本書は粘り強い思索の手触りとともに、読者を生と世界を見つけなおす新たな思考へと誘う。



2015年3月11日水曜日

なぜ認知症の人はあのような行動をするのか?

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/3/13~

書籍: 認知症 「不可解な行動」には理由がある

作者: 佐藤眞一

出版社: ソフトバンク新書


認知症を身近に感じたときに読む本

なぜ認知症の人はあのような行動をするのか?

20事例をもとに、認知症の人とその家族が抱える「心」の問題に迫る!

 認知症の人の数は、2010年時点で226万人、2015年には262万人に達すると言われている。

高齢者社会の日本では、もはや認知症は特別なものではなく、ごく当たり前のものとなっている。

誰もが認知症の人になったり、認知症を介護する人になる可能性があるのだ。

「認知症の人は、なぜ、あんな行動をとるのだろうか?」

「介護する人は、どのように、行動すればよいのだろうか?」

こうした疑問に答えるために、認知症の人と介護する人の心と行動を、豊富な事例をもとに、 心理学・人間行動学の観点から読み解いていく。


2015年3月2日月曜日

アドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きられるか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/3/2~

書籍: アドラー心理学入門

作者: 岸見一郎

出版社: KKベストセラーズ


日本ではフロイトやユングの名前はよく知られていますが、

同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていません。

本書ではアドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているかを明らかにし、

どのように生きていけばいいのかという指針を示しました。

2015年2月16日月曜日

93歳の漢字博士が常用漢字をやさしく解説

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/2/16~

書籍: 常用字解

作者: 白川 静

出版社: 平凡社


白川先生が常用漢字を“やさしく”解説 93歳の漢字博士が多くの読者に向けて書き下ろした、すぐに引けて、基本から学べて、よくわかるいつでも使える漢字の字典。



2015年2月2日月曜日

韓国と中国の不可思議な言動にどうする日本人

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/2/2~


書籍: 韓中衰栄と武士道

作者: 黒鉄ヒロシ

出版社: 角川学芸出版


今や日本人の多くは歴史を識らず、他国は無い事を有る事として貶めようとする時代。

各国の触れられたくないモノが乗っているという“歴史の棚”から荷物をおろし、韓中の謎を解く!

韓国と中国の不可思議な言動を前に、どうする日本人!

黒鉄ヒロシが“武士道”を物差しに考える。



2015年1月19日月曜日

私を通りすぎた政治家たち

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2015/1/19~

書籍: 私を通りすぎた政治家たち

作者: 佐々淳行

出版社: 文藝春秋


「佐々メモ」による初公開、政治家閻魔帳。

語気鋭く改憲を迫ると明確な答えが返ってきた吉田茂、

一警視として国会警備を担当したが、あの反安保デモにも屈しなかった岸信介、

香港暴動の時、「自衛艦派遣すべし」の我が献策を受諾した佐藤栄作、

『日本列島改造論』を我々官僚に書かせて法外な原稿料で操った田中角栄、

『日本改造計画』の安保論は拙論の丸写しだった小沢一郎、

東大時代からの半世紀以上の論敵だが憎めない不破哲三、

防衛施設庁長官室で解任された私を労ってくれた上田耕一郎…ほか。



2015年1月5日月曜日

なぜ妻は夫のやることなすこと気に食わないのか

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送:2015/1/5~

書籍: なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略

作者: 石蔵文信

出版社: 幻冬舎新書


「昔は優しかったのに、キレやすくなった」と嘆く男性は多いが、実は妻の性格は出会った当初から全く変わっていない。

恋人が可愛く思え、短所さえ許せたのは10~20代に盛んに分泌される自らの男性ホルモンの仕業に過ぎないのだ。

故に、分泌が減り冷静になった時「こんな女だと思わなかった」と後悔するのは自然の理。

男にとって女はエイリアンにも等しい異なる存在なのである。

夫婦は上手くいく方が奇跡で、男女お互い様だ。

600人の夫婦問題を解決した著者が、夫婦生活を少しでも賢明に過ごすための「家庭内マネジメント」を提言する。