書籍: 心はすべて数学である
作者: 津田一郎
出版社: 文藝春秋
ゲーデルの不完全性定理、無限との格闘、超越的なカオスの存在……。
心とは何かを解明するヒントは、数学の「不可能問題」へのアプローチにある。
解を導くのが不可能な問題を前に、科学はどのように立ち向かったか。
古今東西の数学者たちの試みに触れながら、 脳科学だけでは解明できない心の謎に数学的思考で挑む。
記憶や思考、推論といった心の働きに潜む数学的真理を説きつつ 「心」とは何かに迫った、孤高の数学者(カオス、複雑系)による思索の書。