2017年7月22日土曜日

人体 5億年の記憶: 解剖学者・三木成夫の世界

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2017/7/17~

書籍: 人体 5億年の記憶: 解剖学者・三木成夫の世界

作者: 布施 英利

出版社: 海鳴社


私たち人間のからだは、魚であった時代の名残をたくさん抱えている。

たとえば、私たちの顔で表情をつくり、口を開いて声や言葉を発する筋肉も、魚だった時代の「えら」の筋肉が変化したものだ。

水中で生活する魚類では、顔面に味覚を感じる細胞が集中したが、上陸に伴い、ヒトでは乾燥を避けて口の中の舌でのみ味覚を味わうようになった。

東京大学の医学部の学生が特別講義を聞き終わった後、感動の余り拍手したという伝説の解剖学者、三木成夫の話術は、保母さんたちを相手にした一般講演でも笑いが絶えなかったという。

そうした絶妙な語り口に、入学したばかりの大学生だった著者も強く惹かれていく。

不世出の天才、三木成夫の「人間の見方」の全体像を、ひとつのまとまりのある本として読者に提供すること、これが本書の挑戦である。

解剖学は難しくない、人間の体や心の見方が180度変わる。



2017年7月17日月曜日

進化は万能である

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2017/5/1~, 7/10~

書籍: 進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来

作者: マット・ リドレー

出版社: 早川書房


長谷川眞理子氏(行動生態学/進化生物学者)推薦
「世の中、誰かが意図して作ってはいない。 人々の相互作用が創発して進化する。
トップダウン思考を破棄した『一般進化論』の勧め! 」 

藤井太洋氏(作家)推薦
「私たちは史上最良の日々を生きている。
『繁栄』でそう気づかせてくれた著者がタブーを破って語る。
恐れずに言おう。それも『進化』だ」

 入念な計画が成功の鍵だと私たちは直感的に考えるが、それは間違っている。

ロシア革命、世界大恐慌、ナチス政権、第二次世界大戦、2008年の金融危機―― 比較的少数の人による、トップダウンの意思決定の結果なされたことはことごとく失敗した。

 一方、世界の所得増加、感染症消滅、食料供給、河川と大気の浄化、 富裕な国々の大半における再植林、インターネットといった、大きな変化を起こす意図のない 無数の人々によってもたらされた「ボトムアップ」な、偶然で予想外の現象はあまりに多い。

それらの広範な現象に共通する原理が「進化」だ。

生物界に限らず、宇宙のなりたちから人間の生み出した文化・経済・制度・イノベーションにいたるまで、 あらゆる物事の原動力である進化原理の強力さを説き語る、 前作『繁栄』と対を成すリドレー待望の最新作。





2017年7月8日土曜日

仕掛学

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2017/7/3~

書籍: 仕掛学

作者: 松村 真宏

出版社: 東洋経済新報社


「ついしたくなる」にはシカケがある。

スタンフォード大学の講義でも用いられている、日本発のフレームワーク、仕掛学【Shikakeology】。

 押してダメなら引いてみな。

一言で言うとこれが仕掛けの極意です。

人に動いてほしいときは無理やり動かそうとするのではなく、 自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。

ただ、言う は易し行うは難し。

そのような仕掛けのつくり方はこれまで誰も考えてきませんでした。

本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。

「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介します。

2017年7月6日木曜日

2016年6月リスナーからのお便り

「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の放送日:2017/6/26~