書籍: 日本人と漢字
作者: 笹原宏之
出版社: 集英社インターナショナル
「日本人ほど漢字にこだわった人々はいない」
中国から輸入した漢字を、日本人はその繊細さと情緒の豊かさで、独自のものに変えてきた。
中国では漢字の音が重視されたが、日本人は形や意味も尊重し、中国とは異なる漢字文化をつくりあげた。
本書では、漢字の変化の歴史を追い、一つひとつの漢字には文化や民族、時代の変遷まで内包されていることを紹介する。
・「海老フライ」と「蛯フライ」、どちらがしっくりくる?
・「民」という漢字は、奴隷をあらわしていた?
・ドナー(donor)と旦那は、サンスクリット語(ダーナ)が共通の語源だった。
・「卵かけご飯」か「玉子かけご飯」か。それとも「TKG」?
・もっともシンプルな漢字、「丨」(こん)の意味とは?
・人名用漢字の追加はどのように決定されている?
漢字は丸暗記するものと思っていたら大間違い。
読めば漢字が楽しくなる!